海外工場の減損について、質問を頂きました。

日本では、固定資産税評価等、対象不動産の時価を簡易に把握することは比較的可能ですが、海外保有資産となるとかなり厄介です。

固定資産税評価に基づく固定資産税が課税されていない国・場所等も多く簡易な時価の把握が困難です。

中国の場合、添付のようなサイトで土地使用権取引事例が閲覧可能で、減損の兆候把握等の一助になります。

http://www.bllr.gov.cn/doc/zwxx/zwgk/gsgg/crgytd/680081.shtml

ただ、減損の測定になると中国及び日本の不動産鑑定士の鑑定評価作業が必要となり、現地実査、取引事例の取得等なかなか手間がかかる作業となります。直接中国人不動産鑑定士に頼めばいいのでは、という考えもありますが、個人的な経験から言いますと、鑑定評価書の品質管理という意味で、現地不動産鑑定士とネットワークのある、日本人の不動産鑑定士との合同作業がいいと思います。地方案件では、時折びっくりするような報酬見積もり、評価書が提出されることがあるからです。

最近業務が徐々に忙しくなりつつあります、多忙な時期が過ぎたらリゾート行きたいですね。